大会は埼玉県サッカー協会主催の女子U-10(4年生以下)カテゴリで、5チームずつのリーグ戦を行ってグループごとの優勝を決めるというもの。数少ないU-10の公式戦なんだよね。
結果から言うと、3勝1敗で見事にグループ優勝。3勝の内訳は2-0、6-0、4-1で、負けた試合も、相手チームが5年生を入れていたために全試合無効試合となっていたことから、実質は完全優勝でした。ま、うちの子たちはこの年代にしちゃ上手い子揃ってるから、順当でしょうな!
で、その負けた試合(実際には無効試合)。
相手チームの5年生というのが、これまた相当上手い(その上デカい)。順位には関係のない試合というのは子供たちも知っていたのだけど、そのモチベーションは下がることなく、というよりこいつら倒して完全優勝だ!と相当意気込んで試合に臨みました。
で、負けちゃった。
後半途中までは2-2と互角だったんだけど、その後、例の5年生に立て続けにやられて結局2-5と力負け。試合後には、うちの子たちはみんな悔し泣き。普段クールなうちのエースも悔し泣きしてたほど。オジサンも思わず目頭が熱くなり、ああみんなよくやったよと思いましたよ。
でもね、うちのムスメは泣いてなかったの。
というのも、実はムスメは後半残り数分のところで交代になっていて、負けた瞬間はピッチに立っていなくてベンチから見てたんだよね。後で本人に聞いたら、すごく悔しかった、悔しかったんだけど、泣けなかった、と。負けて悔しいのと同時に、途中で下げられたことが悔しい、と言っていた。
うーん、そうだね。それは泣けない。悔しいけど泣けないね。
負けて悔しくて泣いたみんなもすごく良い経験をしたと思うのだけど、負けて悔しい上に、途中で下げられてさらに悔しいという思いをしたムスメ、君はもっと良い経験ができたかもしれない、と思った。
そんなわけで、今とってもサッカーに前向き。スポーツでも音楽でもなんでもそうだけどさ、試合なんかの実戦って、場合によっては練習の何倍もの効果があると思う。一気に自分のレベルが底上げされるというか。そしてこの底上げされた時に継続して練習をすることで、その底上げされたレベルに定着できるんだよな。
ちょっと、ムスメのやる気に付き合ってみます。